諏訪城
別  名 大野原城・蓼沼城
所 在 地 埼玉県秩父市大野原
築城年代 戦国時代
築 城 者 諏訪民部
区  分 崖端城(標高185m:比高30m)
遺  構 郭・土塁・空堀
史跡指定 なし
現  状 諏訪神社

訪問適期 10 11 12
                       
 
秩父鉄道「黒谷」下車 徒歩30分
駐車場:なし トイレ:なし
諏訪城は戦国時代に北条氏に仕えていた諏訪氏により築かれた城です。
秩父を流れる荒川沿いによく見られるタイプの城で
川の合流地点の断崖を利用して築かれています。
 
小さな城ですし遺構もそれほどたいしたことはないですが、
地形を最大限利用して最小限度の土木作業で
これだけの要害性を備えることができるという見本のような城です。
 
では、諏訪城を見てみましょう!
 
城跡の道標 土塁 土塁
黒谷駅から目と鼻の先にある城ですが、川を渡るためにかなり遠回りさせられます。
また、城跡までの道がとてもわかりづらく、車だと逆に行きづらいかもしれません。
写真の道標を見つけられれば城跡まではすぐです。堀跡と土塁がお待ちしております。
 
土塁 外郭跡 堀の痕跡
秩父鉄道が貫いている外郭ですが、宅地や畑となっていて遺構はほとんど失われています。
土塁も崩されつつある状況で、再訪時には無かったかもしれません。
 
主郭跡 主郭跡 主郭先端部
主郭は諏訪神社となっています。特に土塁などは見られません。
城址碑や案内板なども設置されておらず、少々ガッカリします。
主郭の先端はご覧の通りの断崖絶壁。何があるわけでもなし、別に行かなくてもOKです。
危険なので近づかないほうがいいと思いますヨ。
これで諏訪城についてはおしまいです。小さい城だけど個人的には好きなタイプです。
 
諏訪城と同じタイプの城
永田城 下原城 宮崎城
前述したように荒川沿いには川に張り出した崖を利用したタイプの城が多く残っています。
地形を頼み台地上を堀切るだけで立派な要害となるわけです。
小領主たちの知恵と工夫が凝縮されていると思います。
 
諏訪城へは秩父鉄道の黒谷駅から徒歩30分ぐらいです。遠回りになるのでイライラしますが我慢、我慢。
城跡の遠景は和銅大橋から撮影するのが迫力があって良いかと思います。トラック通過するとひどく揺れます。
これといった遺構は少ないんですけど、その地形を存分に堪能してもらいたい城跡です。
 
周辺情報
付近にはこれといってお店などはありませんが、近くに国道だか県道だかが走っているので、
レストランやコンビニには不自由しないと思います。僕はいつも丸亀製麺でうどんを喰います。
長瀞が近いので宿や温泉なんかもそこそこあって家族連れでもいいんじゃないですかね。